2021年2月の診療情報管理士に合格しました。
93期生として、2018年7月から2020年7月まで通信教育課程を受講していました。
試験日が近づくと、試験がどんな雰囲気なのか・試験会場がどんな様子なのか気になりませんか。
通信教育で周りに受験経験者がいない方に向けて、当日の様子をお伝えします。
※あくまでも、私が受験したい会場の様子であることをご了承ください。
受験会場
九州の会場
試験前日の過ごし方
受験した会場は、公共交通機関で行けないことはないものの微妙な立地でした。
試験案内(オフィシャル)上は会場に駐車場がなく、公共交通機関での来場が推奨されています。
私はこれまでの試験でも、「試験日当日の朝まであきらめずに集中してインプットする(最後まであがく)」をしてきました。(勉強時間が足らず、最後に焦っているだけ。)
ぎりぎりまで会場の近くで学習→車で移動→試験開始とするため、会場には車で向かうことにしました。
そのため、周囲にコインパーキングがあるか会場の下見に行きました。
幸運にも、会社の近くだった(車で5分以内)ため仕事帰りに下見できました。
コインパーキングは、徒歩圏内にそれなりの数がありましたが当日どれくらい埋まるかわからず、早めに到着しようと決心。
会場はとある専門学校の体育館のような建物でした。
不純な動機での下見でしたが、当日迷わない・焦らないという意味でもしたほうがいいです。
(今考えれば、GoogleMAPのストリートビューでもよかった。)
当時の様子
少し早く到着しようと前日に決心したのに、到着したのは集合時間20分前でした。
会場はまさに「体育館」という感じでした。
到着時、すでに7割以上は席が埋まっていたと思います。
席配置は、専門学生と通信教育生ときれいに分かれていました。
6割:専門学生、4割:通信教育生という印象です。
受験者の様子
- やはり専門学生の出席率が高く、通信教育生の席は空席が目立ちました。専門学生は、友達同士できゃっきゃしててうらやましかったです。
- 通信教育生はお姉さま方が多く、勝手に親近感がわきました。
- 男女比は、男性:3割、女性:7割といった感じです。意外に男性もいることに驚きです。
注意したほうが良いこと
- 上履きの持ち込みが必須でした。受講した会場は、体育館のため土足厳禁で上履きの持ち込み指示がありました。会社で使っているナースサンダルを持ち込みましたが、通信教育生はみんなそんな感じでした。
- 圧倒的に寒いので、防寒対策は必須です。体育館は広々としていて暖房器具は見当たりませんでした。特に足元の冷えが異常です。ひざ掛け、靴下等々、防寒対策はちゃんとしたほうが良いです。
- トイレが混むので、時間に余裕を持って。女性が多い試験は、会場のトイレが激込みします。事前に済ませておく、休憩時間になったらとりあえずトイレから済ませる等々したほうが良いです。
持ち物
- 筆記用具:シャーペン×2本・消しゴム×2本・シャーペンの芯
- 自分メモ:最後のあがきに必要です
- 糖分:会場は飲食禁止のことが多いですが、軽く口に入れられるチョコレートや飴は持ち込みました。そうでないと脳が糖分を欲して死ぬ!
- 飲み物:自販機が近くにあるかはわかりませんでした。持ち込みんだほうが無難です。
- 上履き:会社で使ってるナースサンダル
- ひざ掛け
- テキスト・期末レポート
試験は持ち込み不可です。分類法も内容例示表の持ち込みはできなくなりました。
会場で試験前・試験の間に何をしたか
- 自分メモの出番:これまで間違えた部分をまとめた自分メモを、読み返します。
- ひたすらICD-10を覚える:最後のあがきとばかりに大分類・中分類を覚えました。私は、圧倒的に勉強時間が足らずICD-10の記憶に自信が全くありませんでした。せめて大分類だけでもと必死に覚えなおししたのを覚えています。
試験問題の印象
診療情報管理士の過去問題は入手できません。
また、日本病院会によってどんな問題が出たか公にすることは禁止されています。
ただどんな問題が出たかという印象はお伝え出来ますので、「へー」と思ってください。
診療情報管理士教育委員会が、提供するコンテンツ(テキスト、e-ラーニングのWeb 授業・練習問題等)、月報、試験問題、印刷物、配布物、配付データ等、本教育に関する一切の著作権、商標権、肖像権、その他権利は、診療情報管理士教育委員会または当該権利者に帰属します。
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各権利を侵害する行為が認められた場合は、法的措置を取ることがあります。各コンテンツ等については、受講生の自己学習の範囲内でご利用ください。
〔参考〕対象とする教育等
診療情報管理士通信教育、DPCコース、腫瘍学分類コース、医師事務作業補助者コース、診療情報管理士認定
一般社団法人日本病院会「コンテンツ等の権利について(2021.2)」(https://jha-e.jp/front-pages/view/198)
基本
込み入った問題はそんなに出ませんでした。
期末レポートに出てくる問題・用語は、一言一句覚えたほうが良いです。
また、教科書のうち記述が多い疾患(胃がんとか糖尿病とか)は、メジャーな疾患です。
そういったメジャーな疾患からの出題を外さなければ、合格点を狙える気がしました。
専門
結構迷うような選択肢が多かったです。2択までは絞り込めるけれども最後どちらにしようか迷うような。
そういった問題に回答するためには、根拠法(規則)と細かい数字をきちんと押さえておくことが必要です。わかりづらい部分・ややこしい部分は、比較表を作成して確実に記憶するといった対策が必要でした。
分類法
専門の一部に分類法が出題されました。
問題数は思っていたより多かったですが、オーソドックスな出題が多かったです。
特に大分類名とコードの組み合わせは絶対に覚えておきましょう。(当たり前か。)
糖尿病のコード体系、がんの悪性と良性のコード体系を問われました。メジャーな疾患は大分類だけではなくて、中分類(合併症含む)もさらっと抑えてたほうがよさそうな印象です。
受験後の感想
合格している気がしませんでした。
合格基準・自分の採点結果は、公開されません。
そのため、「なぜ合格したのか」と言われると確実なことを言えないのですが…。
合格率が55%~65%であることを考慮すると、恐らく6割~8割正解できれば合格できます。
つまり、「100点を目指す必要ない」ということです。
言い換えれば、「マニアックな問題は捨てて、基本的な問題を間違えない」ということです。
合格率が、毎年ある程度一定であるのは、そうなるような出題をし・合格基準の調整をかけているからです。
出題者からの「診療情報管理士になるんだから最低限これぐらいは知っててよね!」という問題を見抜いて、その問題を確実に正解できれば、合格ってそんなに難しくないのかなと思いました。
終わりに
まさか合格しているなんて、自分が一番驚きました。
絶対に若い学生には負けないと思って、試験に挑んだのが良かったのかもしれません。
2022年に試験を受ける皆様(特に通信教育生・社会人の方!)、影ながら応援しています。
コメント
初めまして。現在通信教育をしております者です。来週末基礎課程の科目試験なのですが、この科目試験の内容について教えていただけるものなら教えていただけますでしょうか?
科目試験は第1章~第12章まで、それぞれ問題があり、1章毎に100問あり、1問1店で100点満点、60点以上が合格ライン。要するに1章100問×12章分を科目試験回答期間の約1週間で解く。
この理解でよろしいでしょうか?よろしくお願いします。お答えできれば結構です。
ご連絡が遅くなり申し訳ございません。
私が受講していた頃と、現在の通信教育のルールは異なっている部分もあるかと思います。
コメントいただき大変恐縮ですが、信教育事務局へお問い合わせをお願いします。
初めまして。現在通信教育をしております者です。来週末基礎課程の科目試験なのですが、この科目試験の内容について教えていただけるものなら教えていただけますでしょうか?
科目試験は第1章~第12章まで、それぞれ問題があり、1章毎に100問あり、1問1店で100点満点、60点以上が合格ライン。要するに1章100問×12章分を科目試験回答期間の約1週間で解く。
この理解でよろしいでしょうか?よろしくお願いします。お答えできれば結構です。